外国人に日本語を教える日本語教師向けのあるサイトで、「一生懸命教えているのに、学習者のやる気が見えない」という悩み相談を見つけました。
そこに、「SOS教師」というおもしろい言葉がありました。
S:しゃべりたがる
O:おしえたがる
S:しきりたがる
こういう教師の下では、学習者はやる気がでない、というものです。一生懸命教えようとすればするほど….です。教師の熱意が空回りしている現実があります。とても残念ですね。
では、教師はどう指導するべきか….?
S:しゃべりたがる→教師は極力しゃべらない(=学習者にしゃべらせる)
O:おしえたがる→おしえない(=学習者自身が解を発見、学習者同士で教え合わせる)
S:しきりたがる→学習者にしきらせる(=教師は見守る)
こういった、学習者のやる気を引き出す授業実践法としては、
・実現させるための授業設計
そして、
・学習者がワクワク・ドキドキするような授業ネタ
これらの準備が大切だと解説しています。
では、英語指導における実践ではどのように行えばいいでしょうか?
2015年から2016年に、子どもゆめ基金(独立行政法人 国立青少年教育振興機構)の助成を受けて、子ども向け英語指導web教材「見て学ぶ!英語でコミュニケーション!」を開発しました。
「教えない指導法」がキーワードになっています。是非参考にしてみてください。