英語4技能が評価される時代に!「話す」の取り組み開始!

グローバル社会が進む中で、この時代においても今なお、日本の英語教育は実社会のコミュニケーションで求められる英語力と一致していません。アジア諸国と比べても、コミュニケーション能力は著しく低いと言わざるをえません。

それは、これまでずっと日本の英語教育は「受験英語」だったからです。学校現場は受験に出ない内容には力を入れてきませんでした。

長い間英語教育議論が続いていたものの受験英語から脱却できなかった日本も、ここにきてようやく4技能「読む・聞く・書く・話す」を評価しようという時代になってきました。

2020年度(令和2年度)に小学校の学習指導要領が新しくなり、小学校英語が教科化になります。その翌年は中学校が、またその翌年には高校が…と、新学習指導要領の施行にともない、「話す」内容が増え、試験でもスピーキングが導入されてきます。

しかし、私は、スピーキング力は学校で身に付けるのは難しいと思っています。 一人で行う家庭学習では読む・書く・聴くは取り組むことができますが、話すは相手がいて初めて言葉のキャッチボールができ、コミュニケーションを取るということになるからです。

そのような背景から、私がカリキュラムを提供している放課後イングリッシュでは、高学年クラスに並行して、または終了後に中学生になっても学習できる”スピーキングコース”の試験的運用を開始することにしました。放課後イングリッシュが始まった2007年から実に13年目の小学生以外も対象としたコースの試みとなります。

トライアル期間にさまざまな検証を行い、今後のカリキュラムと運営体制を整えて、2021年度からは本実施を目指したいと考えています。