ICTの活用が遅れている日本の教育

「対面指導」崩さぬ文科省 

 オンライン授業に壁   新型コロナウイルスの感染拡大による休校が長期化する小中高校で、学習の遅れを防ぐオンライン授業の導入が進んでいないことが、日本経済新聞の調べで分かった。対面指導なしでは原則、単位として認めない文部科学省の規制が高校側の消極姿勢につながっている。一部の自治体が実施を計画していることから地域による学力差も生じかねず、生徒や保護者らが教育機会の均等を求める声は切実だ。


上記は、2020.04.21の日本経済新聞の記事の一部です。

ICTとは、Information and Communication Technologyの略で情報通信技術という意味です。通信技術を指す、IT(Information Technology)と混同しますね。IT(パソコンやインターネット)を活用して、教育現場で学習を展開することをICT教育といいます。

上記の記事の「オンライン授業」を行うには、学校現場のICT活用が進んでいる必要がありますが、日本ではそれができていないということですね。

日本の教育現場でのICT活用はOECD(経済開発協力機構)加盟国で最下位だそうです。

なぜでしょう?

まず、記事にある通り公教育の制度の問題。

次に、制度がそうだから、パソコンやインターネット整備といった予算も確保していない。

あと、学校現場ではずっとアナログできているから、ICTを活用して指導できる教員が少ない。

そんな中で今回のコロナ。今後、今のままでは済まないです。これを機に、早急にICT整備が進むことを期待するところです。